日本は左手薬指に!他の国は?
日本の場合、結婚指輪は左手につけます。今さら説明されるまでもないことでしょう。ところが国や夫婦によっては、右手につける場合もあるのです。
諸説ありますが、結婚指輪の始まりはローマにあるとされています。ローマでは、結婚指輪を右手にするものとされてきました。右手は、信頼と忠誠の証。さらには名誉を意味するとされています。左手薬指に結婚指輪をつける国であっても、右手に結婚指輪をつける人は増えています。
事情によって変わる結婚指輪をつける指
同性同士の結婚が認められている国において、結婚指輪は右手につける方が多いようです。(もちろん左手に指輪を着ける方も少なくありません。あくまでも“傾向”として捉えてください)。右手に結婚指輪をつける理由は、誠実な愛の証。愛の前において、性別は関係ありません。
左利きの方も、結婚指輪は右手につける傾向があります。理由は利便性によるもの。結婚指輪は想像以上に繊細で、傷つきやすいもの。指輪が傷まないように、敢えて右手につけて日常生活を送っているのです。
右手に結婚指輪をつける国
右手に結婚指輪をつける国は、東ヨーロッパに集中しています。ロシア・ラトビア・オーストリア・ポーランド・スペイン・ポルトガル等です。理由は宗教上から。東ヨーロッパで主流となっている宗教において、結婚指輪は右手にするものとされています。ただ、全ての東ヨーロッパ諸国に当てはまっているわけではありません。東ヨーロッパでも一部地域では、左手に結婚指輪をつけています。
さらにラテンアメリカも、右手に結婚指輪をつける傾向にあります。ただブラジルのように、結婚式前は右手・結婚式後は左手に指輪をつけるケースも。本当に国によりけりです。
他とは違うアイルランドの結婚指輪事情
他の国とは独自の結婚指輪文化を持つ国が、アイルランドです。アイルランドで使われている結婚指輪は“結婚指輪”ではなく、「クラダ」と呼ばれるアイテムを使用。クラダはオールマイティな指輪で、独身でも使えます。
右手の薬指につけると「恋人募集中」。左手の薬指につけると「結婚指輪」となります。