結婚指輪の手作りは大変なようで意外と手軽
結婚指輪を販売しているブランドの多くは、職人達の手作りがほとんどです。大量に生産されていることを考えると、手作りの結婚指輪は無理と考えるかもしれません。
2021年の成婚組数は、およそ10万組と言われています。
結婚指輪をあえて用意しない夫婦が1%前後いると出ていますので、1年のうちに結婚指輪を用意する夫婦は81,000組あたりが良いところでしょう。数多のブランドが8万近い組の結婚指輪を提供していることを考えたら、職人の手作りで賄うには十分と言えます。
型に流して作る結婚指輪
では、職人たちは結婚指輪をどうやって製造しているのでしょうか。基本的には、指輪の型を用いています。型をロウや石膏で作っている所もございますが、有名所では3Dプリンタで製造。3Dプリンタであれば、緻密なデザインも指輪に施すことが可能です。
指輪を作る工程はかなり複雑ではありますが、それぞれの工程に担当者が配備されているブランドも。デザイン担当・アーム担当・宝石セッティング担当と、いう感じにです。それぞれに担当がついているので、精密かつ美しい結婚指輪に仕上がるでしょう。
金属を鍛えて作る結婚指輪
金属の棒に直接手を加えて、結婚指輪を作っているブランドもございます。「鍛造」と言って、金属を徹底的に鍛えて指輪の形に整えるのです。大量生産はかなり難しいので、ジュエリー専門店に足を運んでも中々お目にかかれないタイプの指輪。緻密なデザインも大変難しく、シンプルな形の指輪に限定されるでしょう。
でも大変頑丈な結婚指輪になり、余程乱暴に扱わない限りは壊れることはありません。繰り返しになりますが、かなり頑丈に作られていますので、本当の意味で「一生物」になるでしょう。
どちらの結婚指輪が良いのか?
型を流して作った結婚指輪が良いのか、鍛造で出来た結婚指輪が良いのか。正直なところ、答えに困る問題です。どちらにもメリットがあり、どちらにもデメリットがあるからです。
重要なのは、夫婦が本当にほしいと思っている結婚指輪をハッキリさせることでしょう。指輪の形が決まっているのなら、既に答えは出ています。