プラチナとホワイトゴールドの違い!意外な共通点!?

ホワイトゴールドとプラチナの微妙な関係

「白金」と書いて「プラチナ」と、読みます。「白金」という漢字だけを見れば、ホワイトゴールドと読み間違えるのは仕方ないこと。漢字だけでなく、見た目もプラチナとホワイトゴールドはそっくりです。
しかし見た目や漢字が似ていても、2つは明らかに違う素材です。ではプラチナとホワイトゴールドの違いはドコにあるのか、探ってみました。

元素の違い

プラチナとホワイトゴールドの違いは、元素にあります。プラチナは「白金族」の部類に入り、元素記号はPt。原子番号は78番です。プラチナの大きな特徴は、超レア鉱石です。1トンの原石があるのなら、プラチナの割合は3gほど。採掘されるのは、南アフリカがほとんどです。
一方ホワイトゴールドは、自然に存在していません。人類が生み出した「人工合金」です。どんなに採掘しても、ホワイトゴールドは採れないのです。18kホワイトゴールドの場合は、ゴールド75%・残り25%はニッケルやパラジウムが埋め込まれています。

ホワイトゴールドとプラチナの意外な繋がり

とはいえ、ホワイトゴールドとプラチナは無関係とは言えないのも事実。第一次世界大戦の頃、プラチナの供給は大きく減少しました。兵器として使うためです。兵器としてプラチナが使われるのは、絶対にあってはいけないこと。身勝手な理由でプラチナが使われたため、アクセサリーに回るのは難しくなったのです。
そこで使われたのが、ホワイトゴールド。見た目はプラチナによく似ているので、代替品として重宝されました。2つの素材は全くの別物ですが、根っこの部分では繋がっていたのです。

プラチナの指輪がお勧めの人!ホワイトゴールドの指輪がお勧めの人!

変色とアレルギーが心配な人ならば、プラチナの結婚指輪がおすすめです。プラチナは一般的に、アレルギーが起きにくい素材と言われています。もちろん「絶対に大丈夫」とは言えませんが、リスクは少ないです。また普段からメンテナンスをしていれば、輝きは何十年と続くでしょう。
ホワイトゴールドは、プラチナの結婚指輪と比べると頑丈です。ただし長期間使い続けると、コーティングが剥がれる恐れがあります。